生分解性のメッシュバッグ「JUNES」が掲げるサステイナブルなライフスタイル – 全コレクションとともに紹介

2022 8/14

2022年8月13日 2022年8月14日

「JUNES（ジューンズ）」は、アメリカ発のバッグブランドで環境への配慮と女性支援を目的に設立。2021年にローンチされたCiCLOの技術を活用した生分解性メッシュバッグは、NEWTCITYのオンラインストアでも多くのユーザーに支持されている。今回は、エコバッグの需要が高まっているいま、JUNESの背景やコレクションを紹介。

JUNES（ジューンズ）とは

ブランドプロフィール

デザイナーのJanean Mann（ジャネアンマン）により、2016年にアメリカテキサス州エルパソにて、女性に持続可能な収入（Sustainable income）を提供することを目的として設立されたバッグブランド。JUNES（ジューンズ）のバッグは、「美しくて実用的」をコンセプトに、耐久性に優れ、多目的に使用できるように、素材選びから縫製仕様まで全ての過程でこだわりを持って作られている。また、常に持ち歩くことができるように、靴下よりも小さく折りたためるように設計されている。

女性の雇用を支援する仕組み

人々が持ちたくなるような再利用可能なバッグを作ることで、より多くのレジ袋の無駄を省こうというシンプルなアイデアから始まった。創業者のジャネアン・マンは、アメリカのエルパソからメキシコのシウダー・フアレスまでバッグの素材を探しに向かった。2014年にシウダー・フアレスを訪れた際に、行方不明の若い女性（主に若い女性）に関する情報を求めるチラシが何枚も並んでいることに衝撃を受け、死亡者数も増えていることを知った。

このことから、全てのコレクションのバッグの収益は、女性の人権イニシアチブに資金を提供する非営利団体である “Global Found for Women” を通じて、女性を暴力から守るための活動資金としてその一部が寄付されている。また、メキシコ北部のシウダー・フアレスの組合とも連携して、現地の女性の就労を支援している。シウダー・フアレスは、麻薬戦争の中心地としても知られいて、女性が犯罪に巻き込まれることが後を絶たない地域である。つまり、ユーザーは間接的に、バッグを購入することで現地の女性の安定した雇用と収入を守ることにつながっている。こういった雇用にも目を向け、システムを構築しているのだ。

生分解性ポリエステル、CiCLO（セークロ）を採用

繊維製品やファストファッションから出る廃棄物が原因で、ファッション業界は石油に次ぐ世界最大の汚染物質のひとつである。本ブランドでは、二酸化炭素排出量を削減するために、調達・製造・包装・配送についての方法を見直したり、古い再利用可能なバッグが埋立地に捨てられないように、独自のリサイクルプログラムを構築した。

また、2021年の春夏コレクションから、シグネチャースタイルである生分解性ポリエステル（CiCLO）を使用したBio Knit Series（バイオニットシリーズ）を展開。これは、一言で言えば、地球に還る生地である。

CiCLO（セークロ）は、洗濯による合成マイクロファイバーの汚染を減らし、廃棄による埋め立て地でのプラスチックの蓄積を最小限に抑制。これは、特許出願中の繊維技術である。また、CiCLOによるポリエステルメッシュは、埋め立て地、海水、または、水処理施設で60日以内に生分解し始め、ウールやコットンのように3〜5年以内に完全に分解される。この「無駄のないライフスタイル」こそが、地球を救うことに繋がっている。

ペールブルーやレモンイエローなど鮮やかな色のバッグが多い本ブランドの商品はいずれも、ホルムアルデヒドや有毒染料が一切使われていなく、人と地球に優しいのが最大のポイントである。