CORINTHAINS（コリンチャンス）の歴史
CORINTHAINS（コリンチャンス）は、ブラジル・サンパウロをホームタウンとするプロサッカークラブであり、1910年に5人のサッカー好きな若い労働者たちによって設立された。
チーム名は、当時ブラジル遠征で圧倒的な強さを誇っていたイングランド・ロンドンを拠点としていたサッカークラブ「Corinthian-Casuals Football Club（コリンシアンズFC）」に由来する。また、コリンチャンスは「コリント人」という意味で、ニックネームのチモンは「偉大なチーム」を意味している。
これまでの成績は、コパ・リベルタドーレスの優勝を１度、コパ・ド・ブラジル優勝3度、カンピオナート・ブラジレイロ優勝7度、カンピオナート・パウリスタ優勝26度、FIFAクラブワールドカップ優勝2度と、数多くのタイトルを獲得している。
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熱狂的（すぎる？）なファンが多いことでも有名！
CORINTHIANO（コリンチアーノ）と呼ばれる熱狂的なサポーターが多くいることでも有名で、Gaviões da Fiel（ガビオェス・ダ・フィエル）という応援団が存在。2012年12月に日本で開催されたFIFAクラブワールドカップ2012出場の際には、グアルーリョス国際空港まで15,000人ものサポーターが見送りにきたと言われている。
その熱狂さゆえに、試合の日にはサンパウロ市内の様々なところでクラブのフラッグが掲げられるのが見受けられる。また、ホーム開催の試合ではスタジアムのほとんどがチームカラーである白と黒で埋め尽くされる。チームカラーのシャツで身を固めたコリンチアーノたちで埋め尽くされのだ。もちろん、試合日の最寄り駅の地下鉄では、白黒のTシャツを着たサポーターが大合唱とともに降りてくる光景を目にすることができる。イングランドなど熱狂的なサッカーの聖地でよく見られる光景だ。
また、サンパウロの市内には「Poderoso Timão」と呼ばれるコリンチャンスの専門店が20店舗もあり、至るところに存在する。ユニフォームのレプリカやキャップ、記念Tシャツなどシンボルマークである白と黒を基調としたデザインのものがズラリと陳列されている。
SNSのフォロワー数を見ても明らかだ。例えば、同じサンパウロを拠点とする主要クラブである「Sociedade Esportiva Palmeiras（SEパルメイラス）」「São Paulo Futebol Clube（サンパウロFC）」「Santos Futebol Clube（サントスFC）」とInstagramのフォロワー数を比較しても、その差は歴然だとわかる。SEパルメイラスが528万、サンパウロFCが627万、サントスFCが271万に対して、コリンチャンスは1,077万のフォロワーを誇っている（2023年10月度）。
2012年のクラブワールドカップで優勝
2012年、日本・横浜で開催されたサッカーのクラブ世界一を決める「クラブワールドカップ」に南米代表として出場。決勝では、ヨーロッパを代表しロンドンを拠点とするクラブChelseaFC（チェルシーFC）と対戦。１-０で下して優勝した。この大会から10年後となる2022年、コリンチャンスは「これがコリンチャンスです。」と日本語の縦書きで書かれた記念ユニフォームを制作し、実際の試合でも着用されていた。
また、この年の2012年度のクラブ収入は1.13億ユーロであり、南米のクラブチームでは1位、世界でみても23位を記録している。
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