11月28日(木)から12月1日(日)の4日に渡って、東京都現代美術館にて、『TOKYO ART BOOK FAIR(TABF)』が開催された。国内外から集まった約300組の出版社、ギャラリー、アーティストがアートブックやZINEの魅力を来場者へ伝えた。
ひとつの国や地域、カルチャーに焦点を当てて、出版文化を紹介する「Guest Country」の企画では、ドイツにフォーカス。日本でも高い人気を誇るドイツ・ハンブルグを拠点に活躍するアーティスト・イラストレーターの「ステファン・マルクス」や、世界最大かつ最も多様なベルリンのアートブックフェア「MISS READ」、アート、建築、映画、ファッション、写真関連の本を扱う書店を営むヴァルター・ケーニッヒとキュレーターのカスパー・ケーニッヒの兄弟で1968年に設立した老舗出版社「Verlag der Buchhandlung Walther und Franz König」、世界一美しい本を作ると謳われるドイツのゲッティンゲンに拠点を置く「Steidl」など、ドイツのアート出版を牽引する多様なブックメイカーたちを紐解く展示が開催された。
また、ステファン・マルクスやミハリス・ピヒラー(「MISS READ」主宰)、キュレーターの中島点子、書店の「do you read me?!」、クリエイティブエージェンシーの「Studio Yukiko」らによる5つのコーナーでは、書籍が独自の視点で選書。