British Boots Company(ブリティッシュ・ブーツ・カンパニー)は、現オーナーであるNicholas(ニコラス)の祖父、Alan Roumana(アラン・ルーマナ)がロンドン・カムデンタウンにて、1958年に始めたショップ。Dr Martens(ドクターマーチン)を最初に販売した店のひとつとして知られている。
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当時、Holts(ホルツ)と呼ばれていたこの店は、ロンドンストリートカルチャー「スウィンギング・ロンドン」シーンの一部となっていた。1970年代後半には、スキンヘッドやパンクスといったサブカルチャーの聖地となり、彼らもこの地でマーチンやSolovairsを手にした。
スウィンギング・ロンドンとは
スウィンギング・ロンドン(Swinging London)は、1960年代にロンドン全体で若者文化が開花し、ロンドンが活気に満ちていた時代のカルチャーを指す。当時の若者は特権階級に対して反発・反体制意識を持っており、それによって庶民のファッション観が大きく変化した。
近年、中国をはじめアジアで生産されたドクターマーチンが主流となる一方、創業当初から協力関係にある信頼できる工場や家族経営の企業によって作られた英国製の高品質な商品の販売にこだわりを持つ。そのため、現在では珍しい4つのシューホールやSolovairsのゴムソールを組み合わせた1990年代以前のビンテージのドクターマーチンも豊富に取り揃えている。
もちろんドクターマーチン以外にも、Solovairs、Grinders、Loakes、George Coxなど英国ブランドから、別注デザインやビンテージ品も含めて、400種類以上の品を取り揃えているので、ロンドンに行った際は足を運んでみてはいかがだろうか。
店名:British Boots Comany(https://www.britboot.co.uk/)
住所:5 Kentish Town Rd, London NW1 8NH イギリス
時間:10時30分~19時30分(火曜定休日、土日は19時まで)